鈴木雅晴税理士事務所 スズキタックス

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「遺産の○%」という報酬体系は黒い

2013年9月13日

「遺産の○%」を報酬に設定している税理士事務所は多いです。

なぜか?

これは以前、税理士の報酬が法律で決められていた頃のなごりです。
今では自由化されたのでこの決め方でなくてもいいのに、大人の事情でこの報酬体系にしている事務所が多いのです。

この報酬体系にした場合、こんなことがあるかもしれません。

当たり前ですが、相続税は遺産の額が大きいほど納税額も大きくなります。
現金預金は亡くなった日の残高そのままですので誰がどう見ても同じですが、
土地は見る人によって価値が変わるので、相続税が安くなるかどうかは土地の評価に左右されます。

従業員が土地の評価を下げ、税金が安く済むように頑張りました。

ところが上司から一言。
「こんなリスクとって土地の評価を下げても、うちの報酬も減るだけだし、割に合わないから高い評価で税務署に出すよ。作り直し!」
従業員は渋々作り直し、お客さんには高い税金を払ってもらいます。

そして
「これだけの遺産額ですから、我々も大きなリスクを負っています。従いまして、今回の相続税申告報酬は○百万円です。」
という感じで請求されます。

また、この報酬体系ですと、都心では土地1ヶ所だけでも遺産額が高くなるので、
作業量が少ないのに高い報酬が取れますが、
逆に郊外は土地数が多くても1ヶ所当たりの土地の評価が高くないので、
作業量は多いのに報酬が取れず、割に合わないと裏で文句を言われながら作業されます。
郊外の相続申告の方が、見直した場合の税金還付率が高い理由もこうしたところにあるのでしょうね。

ですね。

この報酬体系が法定化されていた頃を思うとゾッとします。 

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